日展/大阪/2021

改組 新 第7回日展. 会期: 2021年2月20日(土)~3月21日(日);時間: 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで); 休館日: 月曜日
観覧料は一般1,100円 高大生700
於大阪市立美術館
大阪市立美術館

JR天王寺駅から徒歩10分ほどで着きます。天気は曇り。平日だったので、人も少なく見やすかったです。建物は住友家が寄贈した土地に建てられました。昭和11年竣工です。とても豪奢な造りになっています。日展の大阪巡回展はいつもこちらで行われます。
大阪市立美術館の建物も見事です。大阪観光の際には訪れる価値はあるでしょう。そばにはあべのハルカスや通天閣、天王寺動物園と観光スポットが徒歩圏内です。ハルカスのある天王寺駅周辺に宿泊すれば、美術館、動物園、通天閣、その界隈の串カツ屋さんや今はなくなりましたが、ふぐの提灯で有名なずぼら屋などがあります。そのすぐ先がオタクの聖地日本橋、その向こうがミナミの繁華街、と徒歩圏内で3日ぐらいは遊べそうです。
洋画
まずは洋画から見ました。美術館を入って右手の部屋です。例年通りで、ずらっと大作が並んでいました。小部屋を挟んで次の部屋に移動。そしてロビーに戻ります。女性を主題にした作品が多かったです。個人的にはおばあさんがドラム缶の横で農作業をしている作品が印象的でした。大国主命の門出を言祝ぐ黄泉の国の須佐之男命/小灘一紀も力強さが印象に残りました。
彫刻

隣の部屋が彫刻です。女性作家の少しグロテスクな作品と出口付近の古代衣装を纏った男性像が印象的でした。《烽火なき世を求めて》 神戸峰男作です。写真はロビーに展示されてる作品です。
日本画
日本画は2階に展示されています。大きな部屋から中ぐらいの部屋、そしてまた大きな部屋と3室です。ここで写真撮影可だと知りました。なのでここから作品の写真があります。
【鳥】野田夕希【なにも見えない】岩田壮平【林檎】石崎誠和【雷鳴】米田実【秋の日】西坂省三・【刻ノ痕跡】田中達也【晩夏】山崎法枝【遡上(紅鮭)】青田賢蔵【朝のオクラ畑】吉川ルリ子【流星-ペガサスのように-】青木秀明【涼風】久米伴香【移ろい…】前川和之【僥倖の旋律】棚町
ざっとですが、日展/大阪/日本画の雰囲気ぐらいはわかっていただけるでしょうか。ここでぼーっと一日過ごしたいと個人的には思いました。豊かな気持ちになりました。椅子があれば一作一作、その前に座ってずーっと観ていたかったです。洋画はどこか見慣れた感がありましたが、日本画はぐっと心を惹きつけられる作品がいくつもありました。
工芸
漆塗りの作品が印象的でした。
展示点数
今回調べてみてわかったのですが、名古屋、京都、大阪で、展示されている作品に違いがあるようです。東京は3000点ですが、巡回展は500です。観るためだけに東京へ行く価値がありますね。羨ましいです。大阪での正確な展示数は581点(日本画:91点 洋画:120点 彫刻:49点 工芸美術:80点 書:241点)です。
やっぱり見ごたえありました。おっ!と思わせる作品というのでしょうか。そういうのが点在していたという印象があります。いつかは東京で、3000点を1週間ぐらいかけて観たいです。圧巻でしょうね。。。
ほんとにすばらしい。美しい。それに尽きます。