京都紅葉日帰り神社めぐり―鷺森神社と曼殊院の紅葉

関西観光 五月曼殊院

京都紅葉でおすすめの神社

曼殊院の紅葉

京都大阪は京阪電車

地下鉄御堂筋線で淀屋橋へ行きます。そこから京阪電車に乗り、出町柳。そこで叡山電鉄に乗り換えて(徒歩1分)、修学院まで行きます。淀屋橋から1時間ぐらいです。京阪電車に乗ることはあまりないのですが、京都まで行くのに二階建て車両があるのに驚きました。のんびりとした旅行気分になります。

叡山電鉄/運賃

叡山電車

叡山電鉄は二両か一両編成で、町中を走るので、さらにのんびりした気分になります。線路ですが、雰囲気がバス。降りるときに料金を支払うところもバスのようです。のんびり気分になります。観光で利用するのは二度目か三度目です。前に来たときはもみじのトンネルのときで、鞍馬まで行きました。

叡山電車

叡山電鉄は一区から五区という区間割りで料金設定しています。修学院までは一区になるので¥210でした。終点の鞍馬までだと¥420です。子供(6歳未満)は半額。きららとかひえいと名づけられた観光列車があります。

いつもはJRで行って、京都駅から京都市バスで行くのですが、叡山電鉄を使うには京阪電車の方が便利です。京都大阪を行き来するには阪急電車もあります。京都の中心四条烏丸に着きます。目的地によって使い分けるのがいいですね。

修学院駅

修学院駅

修学院で降りると進行方向に踏み切りがあります。そこを右に行きます。まっすぐ歩くと白川通に出ます。横断歩道を渡って向こうへ行きます。左に行きます。修学院住宅が左にあります。そこの信号を右に入ります。あとはまっすぐ。

ちなみに叡山電鉄は、次の宝ヶ池駅で鞍馬線と叡山本線に分かれます。

鷺森神社

鷺森神社
鷺森神社
鷺森神社

曼殊院へ行くのに鷺森神社を抜けていきます。入口の鳥居の左に大きな桜の木、鳥居の辺りから、参道のあちこちで紅葉が観られます。三枚目は本殿です。

曼殊院

曼殊院/アクセス

鷺森神社
鷺森神社

鷺森神社でお参りを済ませます。右手に小さな橋があります。そこを渡って進んでいくと大きな車道、というか坂道に出ます。曼殊院道、という名の参道です。そこを上っていきます。降りてくる人と上って行く人が続いています。しばらく上ると右手に武田製薬の保養所があります。ここまで来るともう目の前です。

ここから紅葉のトンネルになります。

曼殊院/紅葉

突き当たりまで来ると塀が左右に続いていて、正面が勅使門。右も左も紅葉してます。左に行って右に折れると曼殊院の入口です。その左に駐車場があります。修学院駅を出て30分ぐらいです。

曼殊院/拝観料

入るとすぐ扁額が目につきます。貴族の世界のあれこれよりも竈(食べること)の方が大事。というような意味になるらしいです。込み入った心情や人間関係があるようなないようなでしょうか。右手にある紅葉が見事です。ところどころに庭が設えてあります。拝観料は大人600円 高校500円 中小学生 400円. 駐車場は50台無料(普通車のみ)です。

曼殊院/庭園

あまり広くはないですが、整えられた質素な美という感じの庭園です。大きな松を中心に構成されています。

谷崎潤一郎から贈られた鐘。どうして贈ったのかはわかりませんが、谷崎の世界観―陰影礼賛―と同じ世界観はある気がします。いくつかの小さな庭も松を中心に造られた大書院の庭も華美なところがないからでしょうか。

庫裏、大広間、大書院、小書院とまわって、ところどころに設えた小さな庭を愛でるという流れでした。詫び寂びとか、風雅とか、そういうものに応じている世界観でしょうか。

奥底に隠れているものを見て取る、とか、もののあはれをおもふ、とか、そういう次元の言葉が似合っている気がします。

曼殊院八窓軒

茶室があります。京都の三大茶室(あとの二つは、南禅寺・金地院八窓席と大徳寺の孤篷庵忘筌席)の一つです。雅な雰囲気の中に古田織部や小堀遠州の好みを取り入れ、うまく調和させている。のが特徴だそうです。

やはり庭園の美の本質と低いところでつながっている気がします。そのつながり方さえ質素というか。

まとめ

なんというか、とても質素です。皇族の方が住職をされていて、だから門跡寺院なのですが、とても質素。雅というともっと絢爛なイメージがありますが、本来はこんな感じなのか、とも思ったりします。ただ作ったばかりの仏像とか寺の内部を、テレビ番組などでCGで再現している のを見ると、まばゆいばかりのまさに金ぴかなので、ほんとうは、もう少し明るい雰囲気があったのかも、と思ったりもしました。

日々の生活に追われてアクセクしている筆者でも、高尚なところへふわっと入り込めたような気がする。というのが曼殊院の魅力でしょうか。

神社とか寺の清々しさとか、厳かとか、そういうわかりやすさはないようです。たぶん難解。ちょっと考えて「あ、わかった」とはならない世界観ですね。そういうことを学べる場所、ともいえるかもしれません。

おすすめの穴場

京都紅葉マップ

京都の紅葉というと嵐山とか東福寺、永観堂などが有名です。筆者もなんどか訪れています。とても見事で圧巻というしかないです。が混雑もハンパではないです。ここに上げている鷺森神社とか曼殊院は、人が比較的少ないです。鷺森神社はことに少ないです。有名どころと比較すると、紅葉という点では物足りないかもしれませんが、静かに見ることができるという点では優っています。それがおすすめの穴場としての理由になります。

紅葉の見頃の時期は毎年変わります。今が盛りというのになかなかあたらなかったりします。それでも人はたくさんいます。。。

三つ目は紅葉がうつくしい圓光寺と詩仙堂が歩いて行ける距離にあることです。この二つはどちらも紅葉の名所といえますので、鷺森神社、曼殊院で物足りない場合は、圓光寺と詩仙堂をコースに入れると不足はないと思います。

京都紅葉の見頃は。。。

関西観光

京都紅葉の見頃は秋だけではなく、五月もきれいです。なので今アップしてみました。それに人が少ないです。秋の紅葉シーズンと比べるといないといってもいいぐらいです。なので、ある意味、紅葉の穴場かもしれません。ほんとに爽やかです。

関西観光写真記

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