宝塚市展 2019 行ってきました/宝塚芸術展も/文化創造館も

宝塚 花の道アート
第62回宝塚市展

第62回宝塚市展へ行ってきました。

洋画

宝塚市展へ行ってきましたので、会場の報告です。阪急宝塚駅を降りてすぐのソリオ1の3階で開催されました。上の写真は入口です。受付の方が、来場者にパンフなどを配られています。

写真の左手にふだんはホ―ルとして活用されているソリオホールがあり、そこが展覧会場になっています。洋画です。あと立体も。写真と工芸は、このホールより手前に展示室を設けてあります。長辺が1メートル以上ある作品がずらりと展示されていました。

工芸

宝塚市展 工芸

工芸は数えられるほどで、展示数は多くはありませんが、上の写真のような思わず引き込まれるような精巧な作品や、魅力的な器、壷、ガラスに直接描かれた絵など、顔を近づけて見たくなる作品ばかりでした。製作者のお名前のところに制作意図や工夫などが書かれてありました。木そのものの色を生かすため、着色はされていないそうです。見事でした。

写真も、よくこんなのが撮れたなと感心する作品がいくつもありました。

熱心に作品を見ている来場者に「これ、私の作品なんです」と話しかけられてる製作者の方もいらっしゃいました。そんなこともあったせいなのか、手作りの展覧会という雰囲気で、どこかのんびりと温かい雰囲気がありました。美術展なのですが、気負いなく見てまわれました。

じーっと作品に見入っているときに、製作者が話しかけてくるというのはなかなかないでしょうね。そういうところも市展ならではですね。

第29回宝塚芸術展

第29回宝塚芸術展

https://www.t-clip.info/event/event_detail.cfm?id=3456

第29回宝塚芸術展

花の道をてくてくと歩いて、宝塚大橋を渡り、半球宝塚南口駅に到着、その斜め前にある阪急オアシスの3階が、第29回宝塚芸術展の会場です。

こちらは撮影禁止だったので、写真はありません。街中のギャラリーを三つほど足したぐらいの広さと空間でした。展示数はたぶん五十ほどで、四百あまりの宝塚市展よりかなり少ないですが、こちらも多くの来場者で賑わっていました。芸術展なので、市展と比べて完成された世界観がある気がしました。宝塚市文化連盟に所属するアーティストの作品だそうです。でも、市展と同じような手作り感もあって見やすかったです。

宝塚文化創造館

駆け足で宝塚文化創造館へも。旧宝塚音楽学校の校舎です。かんたんに食事して向かいました。

宝塚文化創造館 レッスン

こちらが入口です。

手前が大きな公園です。右手はタワーマンションと結婚式場があります。建物の向こう側はニトリです。旧宝塚音楽学校ですので、この入口を入って、数多の宝塚歌劇団のスターたちが、生徒さんの頃にレッスンに励んだところです。

すみれミュージアム アクセス

すみれミュージアム アクセス

阪急ソリオを背にして花の道をまっすぐ行くと、手塚治虫記念館の交差点。そのまま手塚治虫記念館に沿うようにまっすぐ行くと、タワーマンション。そこの公園内にあります。歩いて15分ほどです。

手塚治虫記念館

手塚治虫記念館の交差点を右へ行くと宝塚大橋です。

すみれ♪ミュージアム

2階が資料館「すみれ♪ミュージアム」。歴代の宝塚音楽学校の卒業生の卒業写真がずらっと並んでいます<昭和34年卒業 45期~103期>。写真下に、トップスターとなった方々の名前と列順が書かれています。「私は大地真央」「峰さを理です」。来場者二組がそんな話をされていました。何列目の何番目が黒木瞳、麻実れい、涼風真世、真矢みき、という内容が続きました。明らかに見知らぬ人同士のようですが、まるで同級生みたいに見えました。おそらく三十年以上前の話だと思うのですが、昨日のようです。不思議な魔力は永遠に続くのかもしれませんね。

あとは、大正13年の旧大劇場のこけら落としから、現在に至るまでの800点を越えるポスター展示(縮小版)。トップスターが大階段を降りる際に背中につけている羽根と同じ大きさのリュック(かなり重いです)。華やかな衣装も展示されていました。

宝塚音楽学校旧校舎

3階にあるバレエのレッスン場。歌劇団のみなさんはここで稽古をされていました。※1998年(平成10年)12月に新校舎完成まで。現在は貸し出しされてて、宝塚歌劇団のOGの方などがダンスのレッスンをされているそうです。

宝塚大劇場

宝塚文化創造館を出るとまた花の道へ。宝塚大劇場へ寄りました。

宝塚大劇場

宝塚大劇場入口に設置されている看板(2019/1)。来場者がひっきりなしに記念撮影していました。男女のカップルもちらほら。

宝塚市 観光

大劇場内から行けるパティオみたいな場所。観劇の合間に休憩できます。向こうに阪急電車が走っています。ロマンチック。お茶して、土産物や記念品のお店などを見ました。

宝塚ソリオホール

花の道から見た宝塚ソリオホールです。夕方ですね。ざっとですが、一日で四ヶ所まわれました。とても楽しめました。筆者は宝塚のファンではないですが、宝塚大劇場はまた今度、余裕を持って来てみたいと思いました。宝塚文化創造館も宝塚の舞台裏など、特別なビデオプログラムをいくつも放映していて、今度はそれを見に行きたいと思いました。

宝塚市 観光

宝塚文化創造館の階段は、入って左手が生徒、右手が来賓などが使う、と決められていたそうです。左手の生徒が使う階段の手すりの側は下級生が並んで上級生を迎えたそうで、端が擦れて黒くなっていました。当時は手すりがなく、壁も下級生の並んだ痕跡があったと係りの方が説明してくれました。歌劇団の方々の厳しさが窺い知れます。当時、そういう場に関わった方々はファンも含めて感慨深いでしょうね。夢を追って努力を重ねる姿勢こそ、もっとも美しいのかもしれませんね。

フォトライブラリー/宝塚市民展/宝塚文化創造館

追記

2020年度の第63回宝塚市展は武庫川にオープンする「宝塚市立文化芸術センター」にて7月開催予定です。

error:Content is protected !!